奇岩巡りは dangerous!
2015年22日(日)曇り 群馬のUさんの案内で西上州「櫛の歯~谷急山」バリエーション登山
Uさん宅で前夜祭、翌早朝出発し入山川林道分岐へ向かった。
格好は、沢靴にスパッツ、ハーネス、ヘルメットを被り沢登スタイル
裏谷急沢を遡行、なるべく濡れないように歩いた。
入山川から裏谷急沢へ入るととたんに、急になる。落ち葉がなかなかの曲者だ!
滑りそうないやらしい所はロープ出してもらいました。
水に濡れれば簡単に登れる小滝、夏ならシャワークライムで気持ちいでしょう、でも夏は蛭がいっぱいいるそうですよ~!!この時期は期濡れたくない!
沢はナメになり「大滝」が現れた。岩壁は柱状節理だ!
「大滝」は左を巻く、足場の悪い土の急斜面を木を頼りに登った。
剣山のように岩が立っている奇岩に向かう、何度も来ているUさんでも霧が出てきて見通しが悪くなったため見つけられなかった。
↓写真:柱状節理が隆起したのか、それとも周りの土が風雨で流されて無くなったのか、まるで墓石が無造作に並べられているかのようだ。
諦めて「櫛の歯岩」へ向かう、道無き道を進みやっと「櫛の歯岩」基部へ着いた。
まるで「オベリスク」のようだ(トップ写真) 天気が良ければ眺めがいいのだが景色無し、残念
そして岩に取り付く、三点確保さえしていれば決して難しいクライミングではない
「櫛の歯岩」リッジを通過し「谷急山」へ向かうのだ。
リッジ上松が覆いかぶさる場所があり、U隊長は右側をトラバース気味に行く方を選んだ。
この時、80cm四方もあろう岩が剥がれ、私の前を隊長が落ちて行った。
手を伸ばしてザックを掴もうとしたが届かなかった。
霧の中に大きな音と共に消えていき、岩がいつまでも音を立てて転がり落ちているのがわかった。
私は体中が震えた。「Uさん、大丈夫!」大声で叫んだ。
すると暫くして「おー」と返事が返ってきた。よかった生きてる。
「怪我は?私達基部に戻って助けに行くから」
大きく深呼吸して、いつもより慎重に岩を降りた。
妙な興奮が身体を襲っている。
櫛の歯岩基部に戻ると、青いザックが動いているのが見えた。そしてU隊長は身体じゅう泥だらけになって自力で登ってきた。 10mいや20mは滑落したであろう
無事でよかった、涙が出てきた。
暫く休憩して下山するが、片足の踏ん張りがきかず苦労していた。
急斜面はロープを出しゴボウで、時にスリングで引っ張ったりしながらゆっくり進んだ。
運よく打撲だけだったが足の痛みがある、「ロキソニン」を飲んでもらう
「谷急山北西尾根」に乗り下る。
下山していると、パトカーと消防車のサイレンがいつまでも鳴っていた。高速で事故かなと話していたら、「ヘリ墜落」だと帰ってから知った。同じような時間にU隊長とヘリは落ちたのかもしれない・・・
何とか自力下山、U隊長は今回の滑落は気の緩みがあった。岩がもろい山だと解っていたが、何度も来ている場所だったので油断が生じた。また霧のため景色が見えなかったため目的の針岩に辿り付けなかった悔しさがあったとも言っていた。しかしながら、ヘルメットとザックと強運のお陰で打撲だけですんでよかった。
私は、暫く隊長が落ちていく映像が脳裏から離れずにいました。
でも、身体じゅう青あざだらけでデジカメ潰れただけで、骨も命も大丈夫だったから救われました。
隊長、元気になったらまた上州のお山案内してくださいね^^












読んでいて情景がリアルにイメージできます。
返信削除U隊長さんが大事にならずに本当に良かったですが大事になる可能性もあったわけで、そう考えるとガクブルですね。
油断はしないようにと思っていても、ちょっとした気の緩みというのは人間ですからありますから。
そのすきを突いてくるんですよねアクシデントの魔の手は。
加齢により頭でのイメージと実際の体の動きに微妙なずれが出てくることもありますし。
他人ごとではないと受け止めて、私も気を引き締めたいと思います。
ブログ公開をしていただいたNONさんとU隊長さんに感謝します。
U隊長、ブログに書くことを快く承諾してくださいました。
削除私のブログですから、多くの方の目に触れることはありませんが!
岩・沢はやればやるほど慎重になってます。今回のことでもっと慎重になるでしょう!
もしあの時、骨折していたら、どうやって隊長を助け出すのかと考えたこともありました。あの時、私は携帯電話に充電がうまくいかず持っていませんでした。携帯があればログを取るので、霧でも自分の居場所が解るし、その後の救助要請が楽だったはず。
不手際がある時に限って、アクシデントが起こるものです。
お互い、怪我しないように安全第一で山を楽しみましょう。
ところで、今年は年末スキー計画は無いの?!